医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

骨学(上肢の関節)

さて今回は前回に続いて上肢の学習、特に関節について学びます。

 

上肢の関節は主に肩関節肘関節があります。

さっそくそれぞれを見ていきましょう。

 

 

1肩関節

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ア烏口鎖骨靭帯 イ上肩甲横靭帯 ウ肩鎖靭帯 エ烏口肩峰靭帯 オ関節上腕靭帯

肩関節の運動は基本的に屈曲進展、外転内転、外旋内旋です。

ここで回旋筋腱板(肩関節を超えて上腕に至る4つの筋肉の総称)が大切になります。

肩は上、前、後を靭帯と回旋筋腱板で補強されていますが、

下は補強されておらず、脱臼しやすいです。

 

肩関節は、関節包が浅く、補強も弱いため、脱臼しやすいです。

反対に足の股関節は脱臼しにくいです。

 

逆に言えば、肩関節は、

不安定だからこそ、可動域は広いのです。

(股関節より、肩関節の方がグルグル回せると思います。)

 

2肘関節

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鈎突窩 イ肘頭窩 ウ肘頭 エ滑車 オ鈎状突起 カ尺骨粗面 キ尺骨神経溝 ク橈骨粗面

肘関節は次の三つの関節からできてます。

腕尺関節 上腕骨遠位端のの滑車と尺骨近位端の滑車切痕とがつくり、肘関節の主体となっています。蝶番関節である。

腕橈関節 上腕骨と橈骨の関節である。球関節です。

上橈尺関節 橈骨と尺骨の間でできる関節で車軸関節です。

それぞれ上腕と尺骨がくっつくから腕尺、上腕と橈骨だから橈尺、橈骨と尺骨だから上橈尺関節、と言われるのは分かりやすいですね。

**ここでいくつか新しい単語が出てきました。**

 

近位 遠位:体幹に近い側が近位、遠い側が遠位体幹とは体の足や腕じゃない部分

 

 

+α関節について

蝶番関節 球関節 車軸関節については下のイラストの通りです。

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球関節は名前の通り、関節が球状になっていて、回転運動をします。股関節もこれです。

蝶番関節は関節は曲がっているか曲がっていないかの一つの動きをします。指の関節もこれである。

車軸関節は一方の関節面が、もう一方の関節面の周りを回転して動きます。

腕以外をみれば、他にも多くの関節があります。

(楕円関節、鞍関節、平面関節など)

ただ「関節」というだけでもいろんな形があると思うと面白いですね。

 

肘で見てみると、肘を曲げる時の運動は蝶番関節がメインで働いていることが分かると思います。

車軸関節は主に、回内回外の時にメインに働いてきます。

回内、回外覚えていますか?

ドアノブを回そうとする腕の回転が回外、その逆が回内です。

回内と回外をするときは、遠位端で橈骨が尺骨の周りをぐるっとまわり、上橈尺関節ではそれにあわせて車軸関節が働きます。

 

人間とロボットでは、腕の動きに関しては大きく違います。

(肘は360度以上回転するのが難しい)

ロボットと同じ動きをしようとすると、肘はとても脱臼しやすくなるかもしれません。

 

今回のkey words

肩関節 肘関節 球関節 蝶番関節 車軸関節 近位 遠位 回旋筋腱板

Q肘を曲げる時にメインで働く関節は?その関節の種類の名前は?

(答えは8行↓できればこの記事の中で答えを探してみてください!)

 

 

 

 

尺関節 蝶番関節

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