医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

窒息4法医学~日本人は青酸カリ、アーモンド臭が分からない

これまで窒息についていくらか学習してきました。

今回はそんな窒息、

特にChemical asphyxiaについて学習します。

 

窒息とは

定義

窒息とは酸素の受け取り、あるいは利用に問題があり、

細胞レベルで障害が生じています。

肺に酸素がいかずに、障害が起きたことです。

 

窒息は先に述べたとおりの

殺人のみで起きるわけではありません。

事故でも起きていますし、

普通の医師も診断で書くことがあります。

分類

窒息は以下の3つに分類されます。

  • Suffocation(該当する日本語はない)
  • Strangulation(頸部圧迫)
  • Chemical asphyxia(化学窒息)

今回はChemical asphyxiaを学習します。

 

Chemical asphyxia

chamical asphyxiaは主に

  • 一酸化炭素
  • 硫化水素
  • 青酸

によって引き起こされます。

青酸は「名探偵コ〇ン」などで、

「青酸カリ」などとして登場します。

「青酸カリ」は「青酸カリウム」です。

青酸塩の一つです。

そのような化学物質で、窒息が起こります。

 

気道が閉塞するなどという事はありませんが、

化学物質によって、

細胞レベルで、酸素の受け渡しが阻害され、

「窒息」という扱いになるのです。

(「窒息」の定義も確認してください!)

青酸中毒

そんな青酸塩。

実は青酸塩自体は無害です。

ただ、酸性のものと接すると、青酸ガスを発生させ、

細胞内に窒息を引き起こします。

 

つまり、青酸塩を飲んだ時、

胃の中に内容物があれば、

青酸塩はなかなか胃酸に触れず、

青酸塩接種後数分は生きられるそうです。

(胃が殻の時は青酸塩接種後急死)

 

そう考えると、

「胃に入るまでは安全」で

「胃に入った後に急に毒になる」

青酸塩(青酸カリなど)は、扱いやすい毒物とも言えます。

 

青酸によるアーモンド臭~日本人は分からない!?

青酸塩が酸性物質に触れて発生させる青酸ガス。

この青酸ガスはアーモンド臭がすると言われています。

名探偵コ〇ンでも、このアーモンド臭について

触れられている場面があります。

 

ただ、青酸ガスのアーモンド臭は

嗅ぎ分けられない人もいるそうです。

そして嗅ぎ分けられるか否かは、

遺伝子によるそうです。

日本人の3人に1人は、

この「アーモンド臭」がわからないそうです。

まとめ

今回は窒息の、

Chemical asphyxia(化学窒息)について

学習しました。

アーモンド臭は嗅ぎ分けられない人もいるのです!

青酸塩などに関わることはないでしょうが、

窒息の一つであることは知っておきましょう!

 

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