医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

大脳(基底核)ーパーキンソン病、ギャンブル依存

さて、

大脳の全体概要を見て

脳の理解は難しい~大脳を捉える - 医学生の解釈(ブログ) 

大脳の新皮質についても学び、

辺縁系まで学びました。

 

長かったですね。

しかも難しいです。

(僕も浅いところしか説明できてない気がして申し訳ないです。)

ですが、今日は最後!

大脳基底核について、学んでいきましょう!

 

大脳基底核ってなんだったっけ?

一応読んでない人は過去記事、

www.medudent.com


を読んでみてください!

 

大脳基底核は、

脳の髄質にあるのでしたね。

つまり外側からは見えないわけです。

(辺縁系も新皮質に覆われてるから

 いろいろと漁らないと見えないが)

髄質は、

アンパンで言うところのアンです。

切らなきゃ見えません。

(今はMRIなどで見えますが)

 

大脳基底核の位置・形

大脳基底核はここにあります。

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脳室に引っ付くように存在していたのですね。

海馬とも近い関係にあるのでした。

ちなみに。脳室は

f:id:medudent:20180123140807j:plainこういう感じでしたね。

そこに

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こういう形の大脳基底核が接しているのです。

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大脳基底核の働き

どんな働き?

大脳基底核は

  • 大脳皮質からの情報に基づく運動の調節
  • 認知、情動、学習にもかかわる

とされています。

パーキンソン病

大脳基底核の働きに異常が生じたのが

パーキンソン病です。

震戦、固縮、無動が症状として上げられます。

震戦

安静時震戦です。

何もしていないと手足が震えます。

固縮

筋が硬くなります。

手や足を曲げようとすると、抵抗を感じます。

無動

動作が遅くなり、動きが乏しくなります。

 

どうしてこんなことになるの?

基底核では、ドーパミンを放出して

体を興奮させたり、抑制させたりしていますが

ここがうまく働かなくなることで、

身体活動を増やしたり減らしたりできなくなるのです。

ドーパミンのほかの役割

さて、ドーパミンによって

体は動かされているわけですが、

基底核にはほかにも役割はあります。

報酬予測と行動学習です。

 

スイッチを押すとエサが出てくるボタンを

サルの前においておくと、サルはボタンを押す

なんて実験、聞いたことあるかもしれません。

 

それは、サルの大脳基底核が

「ボタン押せばエサもらえる」

と報酬予測、行動学習するからです。

 

 

ギャンブルにはまるのもこれ

スイッチを押せば100パーセントエサがもらえるとき、

一時的にドーパミンは放出されますが、

しばらくすると出なくなります。

しかし、例えば

スイッチを押すと50パーセントの確率でエサがもらえると、

持続的にドーパミンが放出されます。

 

ドーパミンはヒトを気持ちよくさせます。

 

ギャンブルや賭け事はこれです。

サイコロふって半か丁か、

確率は50パーセント。

当たるとうれしく負けたら悔しい。

ドーパミンは出てくる出てくる・・・

気持ちいい・・・

 

こうやってギャンブル依存症になっていくわけです。

 

不確定要素の中の成功によって

持続的ドーパミン放出が促され、

ギャンブル依存症になります。

 

自然界などではこれがよかったのか!?

たしかに、このような、

不確定の中での成功が気持ちよく感じると、

人間は多くの挑戦をします。

 

人間の成功には、

大脳基底核のドーパミンが

密接にかかわっていると言えるでしょう。

皆さんは、ギャンブルではなく、

別の分野で、この脳の仕組みを活かせるといいですね!

 

まとめ

今回は大脳の最後の各論として、

大脳基底核について学習しました。

 

この部位はパーキンソン病や

ギャンブル依存に密接にかかわっているのでしたね

 

Question

パーキンソン病の症状を3つ挙げよ

(答えは記事中に!ぜひ自力で解いてみてください!)

 

今回の記事はシリーズものです。

  1. 脳の理解は難しい~大脳を捉える
  2. 大脳(新皮質)ー前頭前野って何?ー
  3. 大脳(辺縁系)ー海馬ーホラー映画でドキドキ!?
  4. 大脳(基底核)ーパーキンソン病、ギャンブル依存

以上でシリーズはおしまいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ここまで読まれましたら、

ぜひ、最初の記事などを見返してみてください!

理解、見方が変わっているかもしれません。

 

 

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