医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

脳の理解は難しい~大脳を捉える

この記事は

脳のかきかた

の前半を読んだ人向けに作ってあります。

面白い記事なので、こちらから読んでみてください。

 

また、今回の記事は、

脳の理解の基本となりますので、

難しいですが、頑張って理解してください!

(難しいと思ったら、まとめを先に読むとよいかもしれません)

 

脳の理解は難しい!!

題名の通り、脳の理解は難しい!!

TVやラジオで認知症とか、頭をよくしようとか

いろいろ言っているのに、

いざ勉強しようとしても意味が分からん!!!

(脳は大脳や中脳など、いろいろなもので構成されていることは、

脳のかきかた

で学んでください!!!!)

 

大脳辺縁系とか基底核とか、

何言ってるかわからん!!!!!

(ちょっと専門用語出しました!)

 

なぜ難しいか?

理由Ⅰ

脳の勉強では、

脳の各部位の働きについてばかり学習して、

脳全体について学ぶ機会が少ないから!

 

例えば、

大脳基底核(大脳の部分の名称)は大脳のここにあって、

こういう役割があればこういう役割もあるー

 なんて記述が本には載ってますが、

大脳辺縁系(脳の別の部位)の学習をしているうちに、

基底核がどこにあったかなんてわからなくなる・・・・

覚えることも多い!

 

理由2

脳以外の体の解剖(手とか)は

実際に自分の体を動かしながら学習できますが、

脳についてはイメージができない!

 

脊髄のここに神経がーと言われても、

普段から「脊髄に神経がー」なんて

実感はなにひとつない!

 

そこで

僕自身も理解が

あいまいなままになっていることが多いです!

 

今回はみんな大好き

(脳のイメージが強い)

大脳について学習します!

(大脳ってなんじゃ?ってなるひとは

脳のかきかたを読みましょう!)

 

大脳の大まかな大別

 

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脳のかきかた - 医学生の解釈(ブログ)

 

大脳は大脳皮質と大脳髄質で構成される

 

皮質と髄質は色んな臓器で言われる単語。

皮質は外側、髄質は内側のイメージ。

副腎髄質、副腎皮質とか・・・・・

 

脳をあんパンに例えると

ぱんが皮質、あんが髄質

 

皮質と髄質をさらに分類

大脳皮質

大脳皮質は新皮質、古皮質、原皮質に分けられる。

髄質の深部には大脳基底核がある。

 

さて難しくなってきました!?が、

まだ理解できそうです。

大脳皮質は3つの皮質に分類され、

髄質の内側には、大脳基底核という部分があるのですね。

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 (まずは簡単なイメージ)

 

あんパンの例をまた使うと、

ぱんの部分(皮質)にも

いろいろ分類があるということ!

新皮質

新皮質は大脳皮質の90パーセントを占めます。

前頭葉頭頂葉側頭葉後頭葉などは少し有名ですね。

 

 

(グレイ1918)

前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉を分けています。

絵では左側が前ですね(鼻があります)。

青に前頭葉赤が後頭葉緑は側頭葉

上の黄色い部分が頭頂葉というわけです。

 

大脳皮質の特徴としては、

細胞が6層になった6層構造をとっていることです!

f:id:medudent:20180123140630p:plain(グレイ1918)

 

大脳皮質、新皮質は、

僕としては、一般的な脳のイメージに

最も近いのではないかと思います!

 

原皮質

ここから少し難しくなります!

海馬、歯状回、海馬台などが原皮質になります。

海馬は少し有名ですね

大脳辺縁系(古皮質の次に書きます)の

くくりでで詳しく書くので

原皮質=海馬とか  って覚えてください!

 

(あとでやるが海馬は

 この絵の中にある・・)

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古皮質

またまた難しそう・・・・

古皮質は、嗅脳、扁桃体がメインです!

においの情報は嗅脳を通して伝えられます!

扁桃体は不安を感じる原因です。

大脳辺縁系

さて、原皮質古皮質についてはさらっとやりました。

本当にさらっとです。

 

なぜさらっとしかしなかったか。

それは原皮質、古皮質は大脳辺縁系に

含まれるからです!

(厳密には完全にではない)

原皮質+古皮質=大脳辺縁系

ということにしておきましょう!(一旦)

大脳辺縁系は図にするとこんなところ

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(グレイ1918より)

脳の内側がこうだとすると

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ここらへん。

(著作権の関係上分かりやすい図が用意できずにすみません)

 

古皮質、原皮質が中心となり、構成する部分です。

海馬や帯状回、乳頭体、扁桃体などで構成されます。

中脳や間脳、大脳新皮質と連絡しています。

不安や恐怖(扁桃体)、記憶や学習(海馬)に関わります。

 

 

 

大脳髄質

さて、いままで、新皮質、古皮質、原皮質など

見てきましたが、これらは全て、皮質です。

今から見るのは、髄質です。

これらは全く別なことを忘れないでください!

 

 

髄質では大脳基底核を覚えれば十分です!

大脳基底核

大脳の内側には、

脳室と言われる細長いスペースがあるのですが、

大脳基底核は、

そこに接するように存在します。

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(脳室と基底核の関係、グレイ1918より脳室、基底核)

オタマジャクシのような形で存在しています。

オタマジャクシが丸まって、

首のところが、前頭葉方向に突き出た感じです!

 

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(グレイ1918:脳を前から見た絵)

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正直僕の画力には限界があります。

(僕は特に絵が下手です)

自分で画像検索してみてください!

 

大脳基底核は、小脳と連動しながら、

運動の調節を行っています!

まとめ

今回は、全体概要を示すということだったのですが、

それでも、すこしごちゃごちゃした中身になってしまいました。

とりあえず、以下の絵を覚えてください!

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全体概要とすればこんな感じです。

ここは超基本なので、

ここだけは押さえてください!

 

次の記事から、新皮質、辺縁系、基底核の

各論について勉強していきます!

 

辺縁系と基底核など、

ごちゃごちゃの理解をしてしまうと、

あとで苦労します!

分類だけはしっかりと理解してください!

 

さいごにあんぱんの例をまた出すと、

脳は、あんパン

あんは髄質、その一部が基底核

パンは皮質

でも、このぱんの部分はくしゃくしゃになっている。

(いりくんだりしちゃっている)

そこで新皮質などの分類がなされている。

 

こう、理解しといてください!

 

 Question

自分の力で、大脳皮質、辺縁系、髄質、基底核の分類をまとめてみよ

(記事を多少の参考にして、やってみてください!)

 

ちなみにこの記事はシリーズものです。

ぜひ、続きもどうぞ!

  1. 脳の理解は難しい~大脳を捉える
  2. 大脳(新皮質)ー前頭前野って何?ー
  3. 大脳(辺縁系)ー海馬ーホラー映画でドキドキ!?
  4. 大脳(基底核)ーパーキンソン病、ギャンブル依存

 

 

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