医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

実験動物~主に発生学について

 

イントロ

「マウスで実験をする」

なんてよく聞きますよね。

 

新薬を作る時など、

動物実験をして、その安全性を確かめます。

他にも、

人間はどう生まれるか?

この遺伝子はどのように働いているか?

などの疑問に対する実験にも、実験動物が使われます。

 

今回は特に

発生学

(精子と卵が結びついて赤ちゃんになる過程の学問)

で使われる

実験動物について学びます。

 

なぜ動物を使うのか?

動物実験は倫理的に問題があるという人もいます。

確かに、それは正しいと思います。

 

ただ、医学的立場からは、動物実験は仕方ないとされます。

その実験をすることで、

人間や、実験に使われた種の動物の

病気について理解が進みます。

それによって今まで助けられなかった動物が

助けられるようになる。

そのため動物実験は仕方ないとされるのです。

 

ただ、人間や、実験動物の種のために、

一定数の動物の命が犠牲になるのはいかがなものか?

という考えもありますし、僕もこの考えには同意します。

 

そのため、動物実験をする際には、

できるだけ少ない個体数しか使わないようにしています。

(データの取れる必要最低限)

 

具体的にどのような実験動物?

具体的には以下の実験動物が

使われることが多いです。

  • マウス
  • ニワトリ
  • アフリカツメガエル
  • ショウジョウバエ
  • ゼブラフィッシュ
  • 線虫

聞いたことのある動物ばかりでしたか?

では、それぞれの特徴について見ていきましょう!

 

マウス

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実験動物としても有名なマウスです。

ちなみに、マウスとごっちゃにされる動物として、

ラットがいます。どちらもネズミです。

マウスは小さいねずみを、ラットは大きなねずみです。

ラットはドブネズミなので、汚らしいイメージ、

マウスはペットとして飼うイメージです。

(ミッ〇ーマウスはマウスであってラットではない)

メリット

遺伝学は発達

発生工学が可能=遺伝子操作ができる

精子凍結保存などができる

デメリット

高価

発生が子宮内(親と分離されていない)

発生学では受精卵などを観察します。

ニワトリなどと区別したらわかりますが、

受精卵が親の体の中にあると観察しにくいです。

 

ニワトリ

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ニワトリは意外だったでしょうか?

メリット

卵や胚が大きい⇒微小手術が用意

胚発生が親と分離

マウスと比べたらわかりますが、

ニワトリは卵を産みますので、

卵を観察すれば発生について観察しやすいです。

発生初期はヒトにそっくり

人間と、それ以外の動物では、

発生段階(受精卵から子供になるまで)が

大きく異なったりしますが、

ニワトリとヒトは意外と似ているところが多かったりします。

デメリット

遺伝学はほとんどない

 

アフリカツメガエル

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カエルも実験に使われます。

メリット

卵や胚が大きい⇒微小手術が用意

カエルの卵って大きいですよね。

肉眼でも見えます。

例えば人間の精子と卵は肉眼ではほぼ見えません。

その点で、肉眼でも見えるのでいろいろと扱いやすいです。

胚発生が親と分離

胚発生が早い

卵から子供になるまでがはやいと

実験のペースも上げられます。

 デメリット

遺伝学はほとんどない

 

ショウジョウバエ

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ショウジョウバエはAmazonにも売っているようです。

メリット

遺伝学が発達

細胞数が少ない

 デメリット

特殊設備(室温を保たなければならない)

これは意外と面倒くさいです。

小さくて実験しにくい

 

ゼブラフィッシュ

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メリット

遺伝学が発達

胚が透明

観察する胚が透明なので、

中身が観察しやすいです。

細胞数少ない

 デメリット

特殊施設(水槽、室温)

水槽を準備するのも大変ですね

系統維持困難

ゼブラフィッシュのAとBを交尾させるなど、

計画的交配は難しそうです。

 

線虫

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このうねうねした奴が線虫です。

メリット

遺伝学が発達

細胞数が少ない

線虫のすごいところはこれです。

全ての細胞の発生などを追えます。

例えば、人間は60兆(最近だと28兆とかいわれてる)の

細胞でできていますが、

どの細胞とどの細胞が兄弟なのかなど、

全ての理解はできません。

ただ、線虫は細胞の数が少なく

1つ1つの細胞の変化を追うことができます。

 デメリット

生化学実験できない

 

まとめ

今回は、発生学における

実験動物についての学習をしました。

下線を引いてコメントを書いたところは

その実験動物の大きな特徴なのでぜひおさえてください!

 

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