医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

糖代謝・炭水化物・グルコース

以前、アミノ酸代謝について学びました。

タンパク質の分解・アミノ酸の代謝 - 医学生の解釈(ブログ)

タンパク質の代謝とも言えます。

 

タンパク質は、

「炭水化物・脂質・タンパク質」の

3大栄養素の内の一つです。

今回は、炭水化物の、

糖代謝について学びます。

 

炭水化物と糖について

炭水化物と糖は似ています。

炭水化物offとか糖質カットとか言いますが、

この違いについて学びましょう。

定義

定義的にはこんな感じです。

炭水化物=糖質+食物繊維

糖質=糖類+α

糖類=単糖、二糖類

簡単に書くと

炭水化物=糖+食物繊維

と書けます。

 

糖は円環構造をとるのですが、

この円環構造が1つなら単糖、

2つなら二糖、多いと多糖といいます。

 

例えとしてグルコース(ブドウ糖)を見ましょう。

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グルコースの構造式 より

 

 輪っかが一個ですね。

なので、これは単糖です。

これがつながると二糖、多糖となります。

食乙繊維等もつながると炭水化物という事です。

 

人の炭水化物・糖の利用

全体概要

人は炭水化物を分解して、

単糖(グルコース)まで分解します。

小腸からグルコースは体内へと吸収します。

(タンパク質を分解したアミノ酸も

 グルコースと同様の経路で体内に吸収されます。)

 

人の体はグルコースを使って、

エネルギー源(ATP)を作るのです。

 

ATPについて

ATPはいわば、

エネルギーの通貨」です。

僕たちの社会が通貨でまわっているように、

体のエネルギーにも通過はあるのです。

 

例えば、

筋肉を動かすときは、

ATPを消費します。

グルコースの分解や、アミノ酸代謝で、

ATPは作られます。

通貨がないと、

筋肉の動きに応じて逐一、

糖代謝やアミノ酸代謝を行わなければいけないため

とても不便です。

 

そこでATPが通貨として働いているのです。

他にも通貨としてNADHなどがありますが、

これは通貨に円があれば

ドルがあるようなものと考えといてください!

 

解糖系

では、体内に入ったグルコースは

どのように分解され、ATPを得るのでしょう。

図でかくとこんな感じです。

f:id:medudent:20180223120248p:plain

難しく見えますね。

とりあえず、

G6P⇒F6P

F6P⇒FBP

1,3-BPG⇒3PG

の三か所でATPが作られること、

 

グルコース(glucose)が

ピルビン酸(pyruvate)2つになること

(FBPが1,3BPGになる過程で、二つに増えている)

 

この二点を抑えておきましょう!

 

ピルビン酸

ピルビン酸は

以前の記事

「タンパク質の分解・アミノ酸の代謝 」でも出てきました。

ここでは、糖新生の材料として出てきました。

 

解糖系を反対向きに勧めるのが、

糖新生です。

 

ピルビン酸はさらに代謝されていきますが、

体に酸素が十分にあるときと、そうでない時で、

違う代謝がされます。

 

酸素が十分にあるとき、

つまり、好気的条件ではクエン酸回路

酸素が十分にないとき、

つまり、嫌気的条件では乳酸発酵へと向かいます。

 

ここからは話が長くなるので、

一旦、終わりましょう。

明日はクエン酸回路と乳酸発酵について学びます。

 

まとめ

今回は炭水化物糖の言葉の確認から、

解糖系まで学びました。

解糖系では、グルコースはピルビン酸になり、

ピルビン酸は乳酸発酵やクエン酸回路に行くと学びました。

(乳酸発酵、クエン酸回路についてはまた次回)

今日のQuestion

炭水化物と糖の違いを説明せよ

(答えは記事中に!ぜひ自力で解いてみてください!)

 

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