医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

炎症(総論)

炎症って何でしょう?

病院でよく聞きます。

 

鼻の炎症、皮膚が炎症を起こす・・・・

炎症とは何か????

何か悪いもの?

 

今回はそんな炎症についてまとめてみました!

 

炎症とは(定義)

炎症とは、

生体に加わる有害な刺激に対する、

生体の防御反応のこと

 

生体=人間

有害な刺激=ウイルスなどへの感染、外傷(けが)、熱、毒

防御反応=守っている

 

つまり、炎症は悪者というより、

体が自分を守ろうとした時の反応

なんですね。

体は生命維持のために、一生懸命頑張ってくれているわけです。

 

炎症の原因

炎症の原因は主に以下の4つに大別されます。

1物理的因子

外傷(けが)、放射線、熱(やけど)、日光(ひやけ)など

2化学的因子

酸性アルカリ性の物質、薬剤(薬も原因に!)

3生物学的因子

ウイルス、細菌、真菌、寄生虫

4生体側(人間)が原因

アレルギー、自己免疫疾患など

 

色んな原因があるんですね。

これらの原因に対して、

体は炎症を起こすわけです。

 

では炎症が起きたら、体はどうなるのでしょう?

これも大体決まっています。

見ていきましょう。

炎症の4徴候

炎症が起きたときは、

4つの代表的な反応が起きます。

発赤(体が赤くなる)

腫脹(はれる)

疼痛(いたい)

発熱(熱くなる)

 

これらは蚊に刺された時を

イメージしてもらうとわかりやすいです。

 

蚊に刺されたところは

あかくなって、ちょっとふくらんで、

なんとなくあつくて、大きい虫刺されは痛い・・・

 

これが4徴候になります。

実は、紀元前から、この4徴候は唱えられていました!

近年になって、

機能障害(炎症が起きたところは使えない)

も、徴候に含めるべきという人もいるらしいです。

 

4徴候が起きる原因

これらの炎症の徴候は、

血液、炎症部位に集まってくるため起こります。

 

つまり、炎症部位には、白血球なんかをたくさん送ろうとして、

血液が炎症部位にあふれてしまっているのです。

 

すると、血液の影響で、そこは赤くなります。(発赤)

血がたまるので膨らみます。(腫脹)

膨らんで、皮膚や神経をを圧迫します。(疼痛)

血液は熱いので、炎症部位も厚くなります。(発熱)

 

こんなわけで、炎症の4徴候が起きるわけです。

 

とりあえず、

血流が原因で炎症の4徴候が起きている

と理解しといてください!

(理屈が分かれば、暗記も簡単です。)

 

 

炎症部位の細胞

炎症に関わる細胞には何があるでしょう?

先ほど

つまり、炎症部位には、白血球なんかをたくさん送ろうとして、

血液が炎症部位にあふれてしまっているのです。

なんて書いてしまいました。

そうなんです。

いわゆる白血球などと呼ばれる、

好中球、好酸球、好塩基球、、単球・マクロファージ

他にも

リンパ球や血小板、繊維芽細胞、血管内皮細胞

なんかが炎症部位には集まってきています。

(これらの細胞は「免疫学」などでも習うかもしれません。)

 

炎症にもいろいろ分類があるのですが、

その分類ごとに集まってくる細胞がちがいます。

 

炎症の分類(軽く)

(詳しくは次の記事で示します。)

炎症には、急性亜急性慢性の3つの種類があります。

 

時間軸的には、

急性>亜急性>慢性

と進みます。

急性では好中球が

亜急性ではマクロファージやリンパ球が

慢性では繊維芽細胞が

主に働いています。

 

とりあえず今回は、

急性、亜急性、慢性があり、

それらに代表される細胞たちがいること

を覚えといてください!

 

次回ちゃんと詳しく分類をするのでお楽しみに!

 

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炎症の記事

  1. 炎症(総論)
  2. 炎症の分類
  3. 慢性炎症と炎症の治癒 -

の順に読むと読みやすいです

 

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