医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

新生児マススクリーニングとは

新生児マススクリーニング

って聞いたことありますか?

 

実はみなさん生まれたときに

やっちゃってる検査なんですね。

 

世代によっては受けてないですが・・・

少なくとも最近の子どもは

生まれてきてから、病院で必ず受けてます。

 

では、新生児マススクリーニングとは何か見ていきましょう!

 

新生児マススクリーニングとは

一言で言うと、検査です。

特に、生後すぐに検査したほうがいい

検査を行います。

生後すぐに検査したほうがいいって!?

生まれてきてからすぐに

何の検査をする必要があるのかと。

 

それは、主に遺伝性

内分泌異常代謝異常です。

 

お母さんのおなかの中にいたら、

ホルモンや栄養はお母さんの血液から補えますが、

生まれてきてからはそういうわけにはいきません。

 

お産直後に普通の子供と同じような見た目をしていても、

代謝や内分泌の面で異常がある場合があります。

 

特に、臨床的に対応できるものすべきものについて検査します。

残念ながら、今の医学では治療できない病気については治療されません。

 

言葉の由来を言うと

新生児(生まれたての子供の)

マス(mass大量の、いっせいの)

スクリーニング(検査)

というわけです。

 

どんな病気について検査しているの?

検査している病気、有名なものは

医学部では覚えさせられます。

  • フェニルケトン尿症
  • メープルシロップ尿症
  • ホモシスチン尿症
  • ガラクトース血漿
  • クレチン症
  • 先天性副腎過形成症

これらは、よく見られる病気なので有名です。

よく見られると言っても、

クレチン症が3千人に1人

先天性副腎過形成症が2万人に1人、

他は5万人に一人といない病気です。

 

ですが、こういう珍しい病気も

わりとわが子が関係したりします

www.medudent.com

 

この記事の「たばこは体に悪くない!?確率の話」を参考にしてください。

 

検査の流れ

検査は生後4-6日のとき、

乳児のかかとから少量の血液を採り、ろ紙にしみこませ、検査機関に送り、

約2週間後に結果が分かります。

 

2週間後には症状のでてきている病気もありますから、

病気があった時にはすぐ対応します。

(そのための新生児マススクリーニングです。)

 

やり方は昔と変わってきてる

昔と今で違う

実は、僕が受けたマススクリーニング(およそ20年前)と、

今日生まれてきている子供のマススクリーニングはおそらく違います。

(地域にもよるが)

 

僕は、ガスリー法というマススクリーニングを受けました。

今の子はタンデムマス法という手法が用いられています。

 

これらの違いはなんでしょう?

 

ガスリー法

ガスリー法ではこの記事内に挙げた

  • フェニルケトン尿症
  • メープルシロップ尿症
  • ホモシスチン尿症
  • ガラクトース血漿
  • クレチン症
  • 先天性副腎過形成症

を病気一つ一つに対して

検査を行っていました。

種類の疾患について調べてたのです。

 

昔の検査方法なので詳しくはしません。

 

タンデムマス法

タンデムマス法では

19疾患について検査して、

かつ、

20-30疾患についてのおよその検査ができるのです。

増えましたね。

 

なぜなら、タンデムマス法では

乳児の血液中の

アミノ酸、有機酸、脂肪酸

定量的にはかりとって

検査しているからです。

(ガスリー法は定量的でない)

 

この検査変化のメリットは?

原因不明の突然死が減ることです。

ガスリー法時代は、

タンデムマス法ならわかる病気が

分からなかったんですね。

なので、何かわからないけど、

赤ちゃんの状態が悪くなってしまうこともありました。

(件数としては少ないが)

そこが解消されたことは素晴らしいですね。

 

まとめ

今回は新生児マススクリーニングとは何かについてまとめました。

赤ちゃんにいきなり検査させるとなると、

皆さん不安になりますが、必要なものなので安心してください!

 

Question

新生児マススクリーニング法は

今までは(数年前までは)      法だったが、

今は      法が用いられており、

およそ    種類の疾患について検査が可能。

生後     日で検査は行われる。

(答えは記事中に!ぜひ自力で解いてみてください!)

 

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村
医大生ランキング