医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

親子関係はどの形?脳科学的分類

 

イントロ

今回は、

親子関係と脳の関連について

話をしましょう。

 

皆さんは親御さんとは、お子さんとは

仲良しですか?

 

 

「うちはどの家より仲良し」

「僕の家は今ちょっと険悪・・・」

子供が反抗期の中にある家庭では、

険悪になっちゃったりもしますよね。

 

でも、その親子関係、

実は子供の時の親子関係が

大人になっても変わらず、

「仲よい家庭は仲良いまま」

「干渉しない家庭は干渉しないまま」

になってしまうと、

最近の科学では言われています。

 

どういうことか?

見ていきましょう。

親子関係の形(アタッチメント)

親子関係の形は

安定型回避型両価性不安定型不安定型

4つに分けられるとされています。

 

分かりやすい言葉に直すと

仲良し干渉しない不満あり?虐待的

と言いかえれそうです。

 

では、それぞれについて、どういうことか、

詳しく説明していきます。

 

安定型

安定型仲良し、と書きました。

一般的には理想的な親子関係と言われるかもしれません。

この親子関係では、

親は子供の変化に対し、前向きに積極的に関わり、

子供は、親がいないと不安になるが、

 親に再開するとすぐ不安でなくなる。

 

どういうことかといいますと、

子供が泣くと、親は面倒くさいと思う時もあるかと思いますが、

この親子関係では、あまり、親は、そうとは思わないようです。

子供はどうかと言いますと、

子供は親から引き離されると泣いちゃいます。

しかし、「ごめんねさみしかったね」と、

また親にダッコされた時に、

すぐ泣き止むのがこの形です。

 

回避型

回避型は、干渉し合わない、と書きました。

親は、子供に対してあまり関心を持たず、

子供も親がいなくてもひとりでいろいろ遊ぶ。

子供は親がいてもいなくても無関心・・・

そんな親子関係です。

 

「手がかからない子」ってのは

この親子関係の中の子供かもしれません。

親がいなくてもそんなに泣きません。

でも、親がいても、そこまで嬉しそうにもしません。

 

 

両価性不安定型

両価性不安定型は不満あり?と書きました。

この関係では、

親は子供の変化に対して、対応するときもあればしない時もあり、

子供は、親が対応してくれても不満、泣き続ける・・・

(親がいないと子供はもちろんなく)

そんな関係です。

 

個人的には一番電車で目立つ親子な気がします。

子供に異変があった時に、

たまに慰めてあげる家庭だと、

だっこしてあげても

子供はなかなか泣き止みません。

目立ちます

親は泣き止ませなきゃと頑張る・・・・

 

安定型と違うところは、

親の対応が不定期

子供は親がいてもいなくてもよく泣く

といった所でしょうか。

 

不安定型

不安定型は虐待、と書きました。

不安定型では親は虐待傾向、過剰な反応を示します。

子供は愛着行動を親に示しませんが、泣きます。

 

子供が虐待で・・・・

というのはこの親子関係で多いのかもしれません。

虐待はなくなってほしいと思う限りですが・・・・

 

どの親子関係が素晴らしいの?

僕は個人的には安定型が親子関係として

いいな、と思います。

しかし、人によって、

家族によって、理想の親子像は

違ってもいいと思うし異なるべきです。

 

例えば、両親ともにバリバリ働いている家庭では

子供は回避型になってくれた方がありがたいかもしれません。

(子供に対していいか悪いかはともかく)

 

どの親子関係も、

人類の進化の過程の中で、

淘汰されずに、今に残っているのですから、

それぞれにメリットでみりっとはあると思うのです。

 

現代のモラルでは安定型が一番だし、

ぼくもそこには同意しますが・・・

自然界では、安定型でない所にもいいところはあるのかな・・・?

なかなか難しい話のようです。

 

どこで親子関係の形は決まる?

簡単な解説

さて、

現代では安定型の親子関係がいいだろう

なんて言った手前、

ここについて話さなければ

記事として面白味はない・・・

 

簡単に言うと、

遺伝的要因と環境的要因で決まるわけです。

遺伝と家族環境です。

そんなの当たり前のようですね。

 

もっと科学的な話をしますと、

オキシトシンへの反応レベルで決まります

 

オキシトシンって何?

オキシトシンは幸せホルモン

なんて言われているのをよく聞きます。

赤ちゃんとか、かわいい人形を抱きしめると

幸せになりますよね

(ならない人もいますが)

それはオキシトシンのせいです。

 

赤ちゃんはかわいいと思わないのは

オキシトシンが少ないか、

オキシトシンに反応しにくい人が多いようです。

 

キスをしたり、ハグをしたりするのが

居心地の良いものであるのも、

オキシトシンが分泌されるからです。

 

オキシトシンは分かった。で、親子関係は?

オキシトシンは親子関係に影響するわけです。

 

子供がかわいいと思える親は

子供に積極的に関わります。

子供はそれに反応して、

オキシトシンが分泌されやすくなります。

安定型の誕生です。

 

しかし、遺伝的要因も絡むと書きました。

オキシトシンが分泌されやすいか、反応しやすいか、

は、遺伝的要因も絡んでしまうのです。

 

つまり、家庭環境と遺伝で、

親子関係は決まります。

 

まとめると

個人的には、

カエルの子はカエル

的なことが言えると思います。

 

安定型の親子関係で育てられた人は、

親になった時に、安定型の親子関係を形成しやすいのではないでしょうか。

 

「なら、俺は子供に愛情を注がなくてもいい?」

そこは各ご家庭の話なので口は出せませんが

個人的には愛ある親子関係が多くあればいいなと思います。

 

以上、親子関係と脳科学でした。

 

 

愛は化学物質だった!? 脳の回路にオキシトシンを放出すればすべてはハッピー

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