医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

公衆衛生・疫学とは 健康の6要因

公衆衛生学と聞いて何を考えるでしょう?

公衆の衛生?皆のところの綺麗さ?

そんな公衆衛生について学びます。

www.medudent.com

 

公衆衛生の定義

公衆衛生とは、

「疾病を予防し、生命を延長し、肉体的及び精神的な健康の増進を図る科学(と技術)」と定義されています。

一般に、健康を保つためには、

  • 個人の努力
  • 保健医療
  • 社会制度

以上3つが大切とされています。

 

個人一人の力では健康は作るのが難しいです。

どれだけ一生懸命、健康に気を使っても、

環境汚染が進んでいたら(環境の汚染される社会制度の下では)

健康のまま長生きすることは難しいでしょう。

そのような「全体を見る」のが公衆衛生学と言えます。

疫学の定義

疫学とは、

「人間集団を対象として、その健康と異常の原因を解明し、健康の増進と疾病の予防を図る学問」と言われています。

病院でお医者さんが1日に治療できる人間の数は限られています。

(1人の医師で日本全国民を救うことはできません。)

ただ、健康に悪い食べ物を規制すれば、

目には見えませんが、多くの人がより健康になります。

個人個人を治療するのではなく、社会集団を見て、

病気を防いでいこうというのが疫学のするところです。

 

健康の決定要因

では、健康の要因とは何かといいますと、以下の6つが大切と言われているようです。

  • Biology:遺伝要素・家族歴・心身の健康
  • Behavior:生活習慣(社会環境などから作られることも)
  • Social environment:社会的立場、例えば、年収が高い人ほど、健康に気を使うことができる
  • Physical environment:大気・水・気候・環境など、個人の外部にある物理環境
  • Polisies and interventions:健康施策、規制など
  • Access to quality health care:医療管理、良い医療へのアクセス

これら6つの要因が健康を作ったり、健康を害したりします。

自分の健康の確立のためには、

どの要因も書くことができないということは認識してみてほしいです。

 

Biology と Behaviorは個人の問題ですが、

ほかは個人云々でどうにかなるものではございません。

Biologyの遺伝要素なども自力ではどうしようもない点もあります。

Behaviorも社会の影響を受けるので、

社会に依ると言えましょう。

 

結局、健康の殆どは社会によって作られているのです。

自分たちが病院に、気軽に行けるのは社会のおかげです。

社会に感謝しましょう。

 

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