医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

脊髄

さて、前回の記事では、中枢神経や末梢神経の分類について学びました。

今回は、その中でも脊髄について学びたいと思います。

 

脊髄とは

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脊髄とは、外胚葉由来の神経管尾側が発達したもので(発生学)

上方では大後頭孔で脳の延髄と連絡してます(解剖学)。

(脊椎についてはいずれ「やさしい解剖学」でまとめます!)

 

頚神経は8対、胸神経12対、腰神経5対

仙骨神経5対、尾骨神経1対

 

これはどの分野でも常識になるので、覚えましょう!

 

脊髄の外景

脊髄の外景の図は以下の通りです。

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ア前正中裂 イ前外側溝 ウ後外側溝 エ後中間溝 オ後正中溝

補足

前外側溝;脊髄神経前根が出る。

後外側溝;積図神経後根が入る。

後中間溝;楔状索と薄束をわける。

(楔 セツ くさび とよむ)

脊髄神経の前根後根、薄束なんて新しい単語が出てきましたね。

これらも大切なワードなので今からぜひ理解してください!

 

前根後根

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ア前根 イ後根 ウ前枝 エ後枝 オ白交通枝 カ灰白交通枝

前根後根と併せて以上の単語についても学習しましょう。

 

まず、左の図です。(体性神経)

前角;運動ニューロンの細胞体が存在

後角;感覚ニューロンの細胞体が存在

運動ニューロンから出る神経線維の運動性繊維は前根からでます。

感覚ニューロンから出る神経線維の知覚性繊維は後根からでます

それぞれ、交差して、前枝後枝から出ていき体に分布していきます。

(前根と前肢、後根と後枝は違います!!)

 

次に右の図です。(交感神経)

交感神経は、節前繊維が出て、神経節で細胞を乗り換えて、

体全身に分布していきます。

(絵で言うところの緑色の繊維が赤色の繊維にかわって、

 神経が伸びていったということ)

 

細かいところまで学習するのが面倒、

私の説明不足で理解しきれない場合は、

・体性神経と交感神経で、神経線維の走り方が異なる

・前根は運動性繊維、後根は知覚性繊維が通る

以上のことを知っといてください!

白質、灰白質

先ほど、薄束、楔状束、という語句が出てきました。

これらの単語は脊髄の部分部分の名前です。

特に脊髄の白質の部分の名前です。

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灰白質は図の赤色の内側、

白質は図の赤線の外側です。

(これらの呼び方は、脳を見る時にも使います。)

白質は主に、神経線維が走っており、

他は脂質です(7割にも及ぶ)。

お肉の油が白いことからわかるように、

脂質は白色なので、白質も白色になるので、

白質という名前がついたようです。

灰白質は細胞体が存在しているので、

灰色っぽい白で、灰白質となったようです。

 

この事実から、学んでおいてほしいことがあります。

脂質は必ずしも不要なものではないということ!

メタボなどが話題になる今日、

脂質は体になければないほどいいかのようなイメージがありがちですが、

神経には脂質が必要です。

全ての細胞の膜、細胞膜も脂質でできています。

脂質は必ずしも悪ではないです。

とりすぎないことは大切ですが、必要な分は取るようにしましょう。

 

さて、話題を戻して、薄束、楔状束について学びましょう。

白質を上行、下行する伝達路

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ア薄束 イ楔状束 ウ外側脊髄視床路 エ前脊髄小脳路 オ前脊髄視床路

今回はこの5つの単語を覚えてください!

青で囲まれている部分は

白質を上行する神経線維が走る部分す。

上行して、脳や視床下部へと神経線維が入ります。

つまり感覚を伝える神経線維です。

赤で囲まれている部分は

白質を下行する神経線維が走る部分です。

脳や神経から下行して体の末梢へと向かいます。

つまり運動を伝える神経線維です。

 

以上、脊髄の部分部分に関する名前の知識でした!

 

 

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