医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

医の倫理学5~終末期医療~尊厳死と安楽死

今回は終末期医療について学びます。

 

終末期医療の始まり

終末期医療は医療の進歩で出てきた考え方です。

昔は、簡単に人は死んだため、

「まず、命を救うこと」が医療のテーマでした。

しかし、医療の発達で、

「とりあえず、長生きはする」みたいな

状態の人が出てきました。

そのような人は、現状に苦しみ、

  • 「いっそ死んでしまいたい。」
  • 「楽になりたい。」
  • 「良い形で死にたい。」
  • 「無理せず、最後はゆっくり過ごしたい」

などと考えます。

「人間らしく生きられることの大切さ」に注目され、

終末期医療の重要性が出てきたと言えます。

尊厳死と安楽死?(用語)

尊厳死と安楽死

終末期医療を語る上では外せない用語ですが、

これらについて学んでおきましょう。

定義

定義はこのようになされます。

  • 安楽死:回復の見込みのない病気で苦しむ生命を、苦痛からの開放のために、短縮させること。つまり、治療できずに苦しんでいる患者さんを薬物投与などで積極的にしに至らしめること
  • 尊厳死:回復の見込みのない患者さんに対して、人工呼吸器などの延命措置による医療の介入をやめて、人間とした尊厳を保ちながら死を迎えること。自然な死を迎えさせること。

言い換えると

安楽死はeuthanasiaと英語で書きます。

eu(ギリシャ語・安らかな)+thanatos(ギリシャ語・死)

つまり、安らかな死です。

死に方の一つの形態と言っても良いでしょう。

 

尊厳死は、「尊厳を保ったままなくなること」

人にとって望ましい死に方を表し、いわゆる価値観の問題です。

つまり、立場によって、使い方は異なります。

 

安楽死

安楽死の分類

しかし、安楽死と尊厳死、

簡単に切り離せるものでもありません。

安楽死には

  • 積極的安楽死
  • 消極的安楽死
  • 間接的安楽死
  • 医師による自殺幇助

このように沢山の形態があるとされています。

そしてこれらは以下のように判断されています。

  • 積極的安楽死(日本で言う安楽死)
  • 消極的安楽死(日本では稀に尊厳死という)
  • 間接的安楽死(最近は使われない)
  • 医師による自殺幇助(アメリカオレゴン州では尊厳死)

いろいろと言葉はごちゃごちゃになっているようにも思えます。

難しいです。

(自分もうまくわかっていないところがあるので、いずで分かり次第更新します。)

定義

定義自体は以下のようになされています。

  • 積極的安楽死:医療従事者の積極的介入(薬物投与)などで患者さんをしに至らしめる行為
  • 消極的安楽死:延命治療となるものの差し控え、中止により患者さんをしに至らしめる行為。(日本では消極的安楽死は尊厳死と言われている。)
  • 間接的安楽死:患者さんの意思によらず、患者さんの命を削ることによる苦痛緩和を試みること。安楽死とは無関係とされる意見も強い
  • 医師による自殺幇助:石により致死役が処方され、患者さん自身がそれを服用して、死に至る。(積極的安楽死に似ている)

定義もいちいち似ていて難しいです。

ずぱっと、わかりやすくかければよいのですが....

一つ一つの文章を噛み締めて読んでみてください。

(精神論!?)

 

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