医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

おしっこの作られ方~腎臓の働き

今日は、おしっこ(尿)の

作られ方について学びます。

少し汚い話、

おしっこの色って、

時と場合で変わりますよね。

そこについても学びます。

 

尿は腎臓で作られる

尿(おしっこ)は腎臓で作られます。

腎臓

腎臓は体の前から見るとこんな感じです。

f:id:medudent:20180214111353p:plainグレイ1918より

前から見るとこんな感じですが、

体を輪切りにしてみるとこんな感じです。

f:id:medudent:20180214111653p:plainグレイ1918

腎臓は体の後ろ側にあるのです。

前から見た図では、

腎臓は体の真ん中にあるように見えますが、

真ん中(腹腔)には腸が入っています。

 

そのため、腎臓は

後腹膜臓器

と呼ばれます。

他にも、

大腸、膵臓、十二指腸は後腹膜臓器です。

 

尿を作る部分に着目してみましょう。

 

f:id:medudent:20180214112752p:plain

 

腎臓の一部を取り出しました。

腎小体には、糸球体があります。

糸球体は腎小体にある毛細血管です。

血液から尿の素がこしとられます。

(毛細血管から液体が染み出るのでした)

f:id:medudent:20180214113603p:plain腎小体拡大版(グレイ1918)

この、こしとる時の壁

(血管壁、基底膜、足細胞)が

うまく働かないと、

血尿⇒糸球体腎炎

タンパク尿⇒ネフローゼ症候群となります。

 

こしとられた「尿の素」は

近位尿細管⇒ヘンレループ⇒遠位尿細管⇒集合管と通って

尿となり、尿管を通っていきます。

注)メモ

この「尿管」が何かしらで詰まると、

腎臓結石となります。

 

近位尿細管から集合管までの管を、

尿細管といいます。

尿細管では、糸球体でこしとられた「尿の素」から

液体を回収したり、いろいろとします。

 

 

腎臓の働きの指標

 

さて、腎臓は尿を作るところです。

尿は、体の不要物だから、

排出するのです。

 

つまり、腎臓がダメになると、

体の不要物が排出できなくなり、

危険です。

 

そこで、腎臓の働きを検査する時がありますが、

その腎臓の働きの目安が

「糸球体濾過量」であり、

「クレアチニンクリアランス」です。

糸球体濾過量(GFR)

糸球体濾過量(GFR)とは、

1分間に濾過される腎血流量

つまり、

糸球体でどれだけの血液が濾過されたか?

ということです。

基準値は91~130ml/minです。

 

クレアチニン・クリアランス(Ccr)

また新しい単語が出てきました。

ただ、

クレアチニンクリアランスと

糸球体濾過量は臨床的には同じです。

では見ていきましょう。

クレアチニンクリアランス

クレアチニンクリアランスは

f:id:medudent:20180214122109p:plain

こうかけます。

腎臓でどれだけの血液がこしとられたかを

この式で求めるのです。

クレアチニン(Cr)

筋肉の代謝産物

尿細管で再吸収されない

=腎臓でこしとられた両=尿に含まれる量

どうしてこの指標を使うか?

「クレアチニンが尿細管で再吸収されない」

というのがポイントです。

 

尿の素は腎臓でこしとられて、

尿細管でいろいろと再吸収されて、

尿となっていく。

と書きました。

 

今知りたいのは

「尿の素はどれくらいこしとられたか」です。

再吸収などが絡むと、

検査がうまく行えません。

そのため、再吸収されない、

クレアチニンを検査に使うのです。

 

まとめ

今日は腎臓について学びました。

加えて、糸球体濾過量についても学びました。

今日のQuestion

1.後腹膜臓器を2つ挙げよ。

(答えは記事のはじめの方にあります)

 

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