医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

ヒ素中毒を学ぶ-中国でヒ素中毒者が多い理由

今回は「ヒ素」というものについて、

(主にヒ素中毒を中心に)勉強していきます。

 

ヒ素

まず、ヒ素とは化学式でAsでかけます。

環境中に広く分布するメタロイドです。

(注:メタロイドとは半金属のこと。金属と非金属の中間の特徴をもつ)

天然に単体で存在することはまれ。

生体内に取り込まれた無機ヒ素はメチル化されて解毒され排出されます。

 

ヒ素にかんする臨床症状としては、

急性時:重篤な胃腸障害

慢性時:皮膚角化症・皮膚がん・循環器疾患

以上二つが挙げられます。

 

中国でヒ素中毒が多い理由とその問題

ヒ素中毒の理由ー地下水

実は、例えば中国ではヒ素中毒が多いです。

(特に田舎)

なぜか?

それは「井戸水を使っているから」です。

ヒ素は大抵地中奥深くに眠っていますが、

地下水の中に溶けだしています。

その溶け出した井戸水を利用している人が多いため、

ヒ素中毒が多くみられるのです。

ヒ素中毒の問題

ヒ素中毒は大きな問題となっています。

慢性中毒は、皮膚の角化症を引き起こします。

この角化症により、皮膚は固くなります。

物がもてなくなるのです。

 

ヒ素中毒になりやすいのは中国でも上水道整備のなっていない

田舎の方で起こります。

「物がもてない」ということは「農業ができない」

つまり、生計を立てることが難しくなるのです。

ヒ素中毒と分かるまで

今は、中国地方で起きている皮膚角化症の原因が、

ヒ素中毒と分かったからよいですが、

昔はこのヒ素中毒で大変困った人たちがいました。

 

ヒ素中毒は井戸水が原因で起こります。

そのため、「特定の井戸水を使う人たち」は

慢性のヒ素中毒になるのです。

そのため、「ヒ素中毒」を知らなかった当時は、

「あの村の人たちはすぐに農作業をやめちまう」と

言われていたそうです。

(特定の村の人たちは皮膚角化症になり、

 農作業をさぼっているようにみられていた)

 

ヒ素を使った事件

話を変えてヒ素の毒としての用途も学習しましょう。

ヒ素は毒物としても使われていました。

日本でもヒ素を使った事件はあります。

「和歌山毒物カレー事件」というものです。

 

推理小説でも描かれていたりします。

密偵

この本は僕が表紙を見て気になって勝ったのですが、

面白かったです。

 

この本を見る限りでは、

「ヒ素による殺害は現代では絶対にばれるな」と

学習できるかもしれません。

 

以上、ヒ素について学びました!

 

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