医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

ダニング=クルーガー効果~試験前の学生と運転免許初心者の心理

今回は心理学的な話です。ダニング=クルーガー効果について学びます。ダニング=クルーガー効果は「経験と自信」に関する話です。

ダニング=クルーガー効果とは

ダニング=クルーガー効果について学びましょう。wikipediaには以下のように書いてあります。

ダニング=クルーガー効果(ダニング=クルーガーこうか、英: Dunning–Kruger effect)とは、能力の低い人物が自らの容姿や発言・行動などについて、実際よりも高い評価を行ってしまう優越の錯覚を生み出す認知バイアス。

 

ダニング=クルーガー効果についてわかりやすいグラフがあったので貼っておきます。(以下の図、引用)

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画像はhttp://tyoshiki.hatenadiary.com/entry/2018/02/04/202309より

このグラフの横軸はwisdom知性(知識+経験)です。縦軸はconfidence自信です。

このグラフからわかることを挙げていきましょう。

  • まず、一番初めの初心者は、経験も知識もなく、自信もありません。
  • ただ、少しばかり知識や経験が身につくと、一気に自信を持つようになります。
  • そして、そこからさらに知識や経験を積むと、今度は逆に、一気に自信を失っていきます。
  • ある所まで自信が落ちると、そこから知識や経験に伴い、じわりじわりと自信をつけていきます。

「経験・知識と自信の関係」はこのように言えるのです。

具体例から見るダニング=クルーガー効果

具体例として、

  • 試験前の学生の心理
  • 運転免許保持者の心理

を見てみましょう。

試験前の学生の心理

試験前の学生の心理は多種多様ですが、よく見られる光景があります。それは、

  • 「私、試験あんまりできなかった」とか言いつつ高得点をとる学生
  • 「俺、試験最高にできた」と言いつつ落第してしまう学生

様々な学生がいるのです。この学生の心理はダニング=クルーガー効果で説明できるでしょう。あまり勉強していない学生は、なぜか自信があり、試験終了後は自信があるのです。逆に、そこそこに勉強した学生は、試験の難しさが分かっているので、「試験ができなかった」と言いつつ、高得点をとるのです。

 

運転免許保持者

運転免許保持者についてもダニング=クルーガー効果が言えます。

例えば、自動車学校に通っているときは、運転に自信がありません。免許取りたての時も自信はありません。ただ、そこから、運転に慣れていくにしたがって、「必要以上の」自信をつけていきます。(この状態の時、つまり、知識や経験が浅いのに、妙に地震がある状態でよく事故は起こります。)

そして、更に運転経験を積むと、それとともに「ヒヤットハット」なども経験することになります。「ヒヤットハット」の経験とともに、徐々に、運転に対する自信が消えていきます。

ある程度まで自信がなくなったところから、さらに経験を積むと、「より確実な」自信をもっていくこととなります。

まとめ

初心者ほど、自己評価が高かったりするから気を付けるべし!

 

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