医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

分子標的薬・免疫治療薬~副作用は少ない?従来の抗がん剤との違いは?経口摂取は難しい?

「分子標的薬・免疫治療薬」最近、がんに対するおくすりとして有名です。ノーベル賞も受賞されました。(2018)今回はそんな分子標的治療薬について学習します。

 

分子標的治療薬

定義

分子標的治療薬は以下のように定義されます。

正常細胞とがん細胞、もしくは正常組織とがん組織の分子生物学的特性の違いを選択的に就職することにより抗腫瘍効果を得たもの

わかりにくいので言い換えましょう。

  • 治療の標的となる細胞や組織がある
  • この標的に関して行動を起こして抗腫瘍効果を持つ
  • 分子標的治療薬そのものが抗腫瘍効果がある

このようなものが分子標的治療薬です。

(まだわかりにくい)

従来の抗がん剤との違い

まだ分子標的治療薬の意味がよくわかりません。従来の抗がん剤との違いから考えてみましょう。

先に行ってしまえば

分子標的治療薬の特徴の

  • 治療の標的となる細胞や組織がある

この性質、実は抗がん剤にもあります。

  • DNAを標的とした抗がん剤にプラチナ化合物
  • トポイソメラーゼを標的としたエトポシドなど...
  • 酵素やタンパク質を標的とした代謝拮抗剤

他にもいろいろと抗がん剤はありますが、これらについても、治療の標的となる細胞や組織があります。ただ、免疫療法のための、分子標的や国は大きな違いがあります。それは、分子標的薬は、「がんのに関係したりする分子に標的をもつ」という特徴があります。

つまり、従来の抗がん剤は、

ただ、抗がん剤の標的となる

DNA、トポイソメラーゼ、酵素、タンパク質....

これらは、

正常細胞にもがん細胞にも同程度含まれるのです。

つまり、がん細胞のDNAを傷つけようとしていても、

DNAは正常細胞にもありますから、

どうしても近くの正常細胞も傷つけてしまいます。

分子標的治療薬の標的

つまり、抗がん剤は

標的の物質・分子は正常細胞とがん細胞、両方に同程度含まれます。

一方、分子標的治療薬については

  • がん細胞・がん組織に多く含まれる
  • がん細胞でより活性化している
  • がん細胞のみに存在する(発現している)

ものが標的となるのです。

 

そのため、がん細胞だけを

攻撃するため、従来の抗がん剤に比べ、

副作用が少ないと言われていました。

ただ、従来の抗癌剤とは違う形での

副作用も確認はされているようです。

しかし、分子標的治療薬は、

がん細胞・組織に出てきているものを

一度調べてから、選択的に攻撃するため、

「効果は確実に出てくる」薬となるでしょう。

欠点

他にも大きな欠点があります。

分子標的薬は抗体薬です。

つまり。、たんぱく質だったりします。

口から飲むと、胃で消化されます。

つまり、経口薬として作りにくいのです。

口から飲める分子標的薬は難しいです。

まとめ

今回は分子標的治療薬について学習しました。

明日は、この分子標的治療薬の命名方法、

薬の名前の付け方について学習します。

これを知っておくだけで大分変わるので、

ぜひ見てください!

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