医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

フェミニズムと男の対立~「女性の社会進出」と女子医学部入試差別

今回は~女子の医学部入試差別「女性の社会進出」「フェミニズムvs男の対立」~というテーマで記事を書いていきます。

 

女性が社会進出できない理由

「女性の社会進出」

医学部でも、「入試の女子差別」というのがあったので、かなり身近な話題に感じられます。

女性の社会進出に関しては難しい問題です。

女性が社会進出できない理由は以下の2つが挙げられると思います。

  • 男女の性差
  • 文化的背景

男女の性差

医学的見地から言って、男女の性差は必ずあります。

まず、明らかに、筋肉量など運動能力に係る面で、男女は大きく違います。そのため、力が必要な仕事には男性しか就けないでしょう。

また、脳の構造も違います。傾向としてこれは科学的にそうです。

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たしかに、

  • 人に共感する力は女性に高く、
  • システマティックに考える力は男性に高い

傾向にある。

男性は論理的思考にたける傾向があります。このような性差が仕事の差を生んでいるとしても全く不思議ではありません。

 

文化的背景

ただ、男女の性差以外にも、女性が社会進出できない理由があります。

それは文化的背景。

昔ほどではないですが、やはり男女差は文化として根付いています。

私なんぞは、「女性よ。もっと社会進出してくれ!」なんて思います。ただ、女性は「女だから無理だよ」とか言っちゃう。

ここには文化的背景もかなあずあります。

別に、男性が悪いわけではないです。日本の文化的に、

  • 女性は家を支えてほしい
  • 女性は家事ができるべき(「花嫁修業」「女子力」といった言葉この典型である)
  • 控えめな女性は美しい(大和撫子)

という文化があります。

この文化の中で育った人間(女性)はどうしても、社会進出しようとしない。

女性が社会進出しない理由には文化的側面もあるのです。誰が悪いとかではなく(男性が悪いとかではなく)文化が悪いのです。

フェミニズムと男の対立

ここで、男とフェミニズムの対立について書きましょう。

男性からの意見としては、「フェミニズムは女性の意見を主張しているが、自分たちの都合の良い点しか主張してないではないか」というのです。

例えば、男性から見た「フェミニズムの人たちの主張」は

  • 「国会議員・会社の管理職」などで、女性の採用を求める
  • 一方で、土木工事などの仕事は、男性にまかせっきり。肉体労働は男性がすればよいと考えている

男性からすれば、「なんて都合の良い主張だ」と思うわけです。

ただ、ここには大きな議論の隔たりがあります。

 

  • フェミニズムの人たちは「男女差別」の原因の内、「文化的側面による差別」を取り除きたい
  • 一方、男性は、「差別をなくせ」と言われたからには、身体的・脳の構造的違いを気にせず「全てを」平等にするべきだと思っている

フェミニズムの人たちの主張も男性の主張ももっともです。

  • フェミニズムの人たちからすれば、文化的影響で、女性が男性に比べて差別されているから、それを取り除きたい。
  • 一方で、男性からすれば、「男女平等を訴えるなら、女性も肉体労働も何でもするべきだ。自分たちの都合が良い所だけで平等を訴えるな。もし、性差を理由に女性が肉体労働をしないなら、『男性論理的思考が得意』という性差を女性は認めるべき(男性が会社の管理職に多いことも認めるべき)」

このような隔たりがあるのです。

  • 文化的差別背景を取り除きたいフェミニズム
  • 性差すべて含めて差別をなくさないと、その差別解消はばかげていると考える男性

議論がかみ合わず、話が進まないのも納得です。

どちらの主張も「自分」「自分の性」を主張するゆえに、議論がかみ合ってないようにも思えます。みんなが納得できる社会はまだまだ遠い気がします。

この手の話は難しい

女性の社会進出に関して、今回、記事を書いてみましたが、やはり難しいです。

僕は「男」であり、「男女差別」の当事者であります。もちろん「女」の人も当事者であります。

当事者同士の意見のぶつかり合いです。「完全中立」な立場の人なんてほとんどいないでしょう。

この手の議論は難しいばかりです。

ただ、難しい議論だからと言って議論をやめてはいけないと思います。しっかり自分の頭で考え、自分の意見を持ち、他人と意見をぶつけることは大切です。

時には自分の考えを変えることも大切ですし、相手を説得することも大切です。まずは色々と考えてみましょう!では!

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