医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

医学部の地域枠は利用すべきでない~メリット/デメリット

「医学部の地域枠は利用すべきでない~メリット/デメリット」というタイトルで、「医学部の地域枠」について書いていきます。

 

医学部地域枠とは

定義と中身

医学部の地域枠とは、へき地の医師不足解消のための処置です。地域枠で合格すると、一定期間、特定の(へき地の)病院に勤務することが求められます。(求めに生じない場合は特定の措置、例えば、お金を払うなどの責任が生じます。)

その代わり、地域枠で大学に合格した人、奨学金などで地域枠を利用した人には、一定額のお金が毎年支給されることが多いです。

地域枠の縛り

では、医学部の地域枠の場合、「へき地で医療しなければならない」とはどういう事なのでしょうか?

大体は、(数値は地方により異なるが)「給付期間と同期間、県が指定した病院で、卒後数年間の間に働いてください。と言われることが多いです。

地域枠で入学すると「卒後12年間の間で、いつでもいいから6年間、県が指定した病院で働いてください」言われるが多いです。

 

今回は医学部の地域枠のメリット・デメリット

今回は地域枠のメリットデメリットの内、主となる物それぞれ一つずつ書いていきます。

メリット~入学が楽になるorお金がもらえる

地域枠のメリットは、

  • 「医学部地域枠」で入試を受けると、入試の受験層のレベルが下がるため、合格しやすい
  • 医学部地域枠の人は、毎月一定額のお金がもらえる

この二つがメリットとなります。

医学部地域枠で受験すると、その大学への合格難易度が下がるため、「自分の本来の実力より、良い大学」に合格することができます。

また、地域枠をとると、県など地方自治体から、毎月一定額のお金が支給されるため(奨学金)、苦学生が、奨学金に手を出す傾向があります。

ただ、世の中にはうまい話ばかりがあるのではなく、デメリットもあります。

 

デメリット~選択肢が狭まる

医学部奨学金の一番のデメリット、それは、「選択肢が狭まること」です。

例えば、最近、医者の専門医制度が変更になりました。この制度の下では、特定の病院(県が指定する病院)で勉強して専門医を取ります。

もし、県が指定する病院で専門医が取れなかったら、あなたは専門医をあきらめるしかありません。もし、指定する病院で専門医が取れるとしても、そこ(病院が募集する医師)には定員があります。

地域枠ではない医者の場合、「県が指定していない病院」でも、「県が指定している病院」でも、どちらでも、すべての病院で研修をする選択肢、チャンスがあります。一方で、地域枠で医学部を卒業していると、「県が指定する病院」でしかチャンスがありません。もちろん県外にも出られません。「地域枠の医者同士」で枠を争うことになります。

ほかにも、「あの病院に行きたい」と思ってもその夢はかなわなくなります。「あの病院は給与がいいから行きたい」と思っても行けないのです。

僕はお勧めはしない

僕は地域枠で大学に通う事をお勧めしません。一時の恩恵のために、後々、自分の成長するチャンスを逃してはいけないと思うからです。

とはいえ、皆様それぞれに、様々な事情があるので、ごちゃごちゃ言えませんが、僕はお勧めはしません。以上、「医学部の地域枠は利用すべきでない~メリット/デメリット」でした!

 

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