医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

医学部の学年ヒエラルキーとは何か

「医学部のヒエラルキー」と言われれば、「医学部の学歴の序列」のような言葉を意味します。(こんな言葉を使うのは学歴に強いこだわりを持つ一部の人のみな気もしますが・・・・一応、大学の序列があることも事実です。)

では、「医学部の『学年』ヒエラルキー」とは何でしょう?

このような言葉はありませんが、医学部は学年ごとに(学校のイベントや部活などでの)立場や役割が異なってきます。

例えば、

  • 小学校だと、「6年生はリーダー」
  • 中学に入ると1年生は下っ端
  • 中学3年生は強い

みたいに役割(立場)があったと思います。今回は、医学部での学年ごとの役割などを書いていきます。

 

(注:今回の記事は僕の周りの環境の話であり、話が違う環境も多々あることと思います。)

基本的には学年順~一番働くのは2年生

もちろんですが、基本的には上級生に下級生が敬語を使います。

ただ、中学校などと異なり、最下級生、1年生は雑用などをあまりしません。むしろ2年生が、雑用系の仕事をたくさんこなすことが多いです。その理由としては、以下の二つがあります。

  • 1年生は雑用として、何をすればよいのか分からないことが多い。初めてのイベントで、雑用しろと言われてもよくわからない。⇒1年生は2年生の雑用を見て学ぶ
  • 2年生は、1年生の時に、先輩に雑用してもらっているから、「今度は自分の番である」とできる。また、雑用のやり方にも詳しかったりする。

このような理由で、2年生が雑用をすることが多いです。

5/6年生は偉い

医学部は学年に応じて敬語が使われますが、「5/6年生はちょっと偉い」です。その理由としては、「実習で実際に病院を回っている」ためでしょう。

1-4年生は、大学での講義、つまり座学で勉強ばかりしていますが、5-6年生になると、病院で実習して勉強する機会が増えます。実習は大変なので、後輩からしたら「本当にお疲れ様です。」という感じです。

なかなか雑用を頼める存在でもありません。上級生は「偉い存在」となるのです。

 

3年生は家畜?

有名な言葉として以下のようなものがあります。

「6年生は神様、5年生はお殿様、4年生はただの人、3年生は家畜、2年生は働きアリ、1年生は神様」内訳としては以下の通りです。

  • 6年生:実習がんばってる。医学部も、あとは卒業するだけの状態。最高学年。ここまで進級してきて、よくやってきた人。偉い。すごい。卒業に向けて忙しいのでなかなか会えない。だから神みたいなもの。
  • 5年生:最上級生ではないけど、偉い。5年生で留年することはほぼないから、あとは6年生になって卒業するだけ。ここまでよく頑張ってきた。偉い。
  • 4年生:医学基礎科目を終え、臨床科目を勉強している。臨床科目で単位を取得できないことはほぼないため、人並みの生活を送ることができる。5-6年生は忙しいため、1-4年生で活動する機会が多い。その時には皆に指示を出すことになる。特に2-3年生に指示を出すことが多い。
  • 3年生:4年生の指示のもとに活動することが多い。医学部ではリーダーシップを発揮しなくちゃいけない場面も出てくる。その割に学校の授業も忙しい。必死に頑張らなくちゃいけない。
  • 2年生:雑用を任されることが多い。医学部専門科目が授業で始まるだけでなく、解剖などの実習も始まるため、本当に忙しい。働きアリのようにせっせと働かなくちゃいけない。
  • 1年生:お客様的扱い。若い。勉強も「一般教養科目」のみを勉強すればよく、簡単。とても楽しいキャンパスライフを送ることができる。神。

このようになっています。

 

なんだかんだいって上級生ががんばる

ただ、僕の周りの環境では(少し異なり?)、「上級生が下級生のためにできる限り頑張って働く」環境があると思います。

つまり、「先輩が雑用をする」のです。

上級生が、後輩に代わって雑用をします。後輩はそれを見ていますから、後輩が先輩になった時に、「雑用をする先輩」になるのです。それをみた後輩がまた先輩になり・・・(以下略)

このようにしていけば、

  • 上級生「去年、自分も雑用してもらったんだから、今年は自分がやろう」
  • 下級生「先輩に雑用やってもらって申し訳ない。自分も何かやろう」

と思うことになり、皆が自分から雑用をこなすようになります。必ずしも「6年生は神様、5年生はお殿様、4年生はただの人、3年生は家畜、2年生は働きアリ、1年生は神様」というわけでもないと感じています。

以上「医学部の学年ヒエラルキー」でした。

 

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