医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

一夫多妻制度・ハーレムを考える~ヒトと動物

「ハーレム」

その言葉の中には男性の希望が詰まっているようです。ただ、よくよく考えれば、「1人の男性と多数の女性」が形成される世の中は恐ろしいものかもしれません。では、一夫多妻制度やハーレムについて考えてみましょう。

 

一夫多妻制度について考える

一夫多妻制度とは

一夫多妻制(いっぷたさいせい)は、1人の男性が多数の女性を妻とすることを認める社会、もしくは法律上の結婚制度。

水色の国で一夫多妻が合法

青色は違法だが犯罪ではない

黒色は違法で犯罪

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%A4%AB%E5%A4%9A%E5%A6%BB%E5%88%B6 より

このような現実があります。他にも、自然界ではライオンなどは一夫多妻制をとる典型例です。チンパンジーやゴリラ・アシカなども一夫多妻制をとります。

一夫多妻制度は逆にはならない

一夫多妻制度の逆はおきないでしょう。つまり多夫一妻は起きないでしょう。なぜなら、生物学的に

  • オスは種をまく存在
  • メスは種を育てる存在

だからです。オスは一度に多くの遺伝子をばらまき、妊娠させることができますが、メスは多くの種を受け取ることはできません。生物が種として増えることを考えれば、多夫一妻は極めて非効率的と言えるでしょう。そのため、多夫一妻はほとんど起こりえないと言えます。

 

一夫多妻制度・ハーレムは男の夢ではない。非情な現実

たまにチャライ男がいます。「パートナーを一人に絞るのは無理。いろんな人と結婚できればよいのになあ。」

しかし、「一夫多妻」という制度は男にとって、極めて危険な制度と言えます。

遺伝子学的に、男が生まれる数と女が生まれる数は半々と言えます。(若干男の方が生まれやすいが誤差。)

そのため、一夫多妻制度が成立すると、一部の男は多数の女性をパートナーに持てますが、多くの男性はパートナーを持てない現実となります。

そして、「では、多数の女性をパートナーに持つ男性は幸せか?」と言われるとそうではありません。

例えとしてライオンを見てみましょう。ライオンは一夫多妻制度の典型例ですが、オスは常に、他の雄に命を狙われます。いつもほかのオスと戦うことになります。そして、戦いに負けたら最後、自分の子供が殺されたり、自分の妻たちをとられることになります。むごい世界ではありませんか。

人間ではなかなか考えられないことですが、一夫多妻制度は多くの争いを生む原因となり、危険です。一見、男性は「パートナーを一人に縛らなくてよい」と言うメリットがありそうですが、デメリットもたくさんあります。

一夫一妻は理性的な、安全な制度と言えるかもしれません。

 

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