医学生の解釈(ブログ)

学生が医学部に入って得た視点など。医者の世界をのぞいた非医療人のブログ。

医動物学各論~原虫・血液・組織寄生原虫

一昨日、

医動物学各論~原虫の分類「根足・鞭毛・胞子」or「寄生部位による分類」

の内容で記事を書きました。

今回は「血液・組織寄生原虫」を学習します。

 

寄生部位による原虫の分類(前回の復習)

寄生部位による原虫の分類は以下の通りです。。

  • 腸管寄生原虫
  • 血液・組織寄生原虫
  • 泌尿生殖器寄生原虫

腸管寄生原虫は以下の赤字です。

血液・組織寄生原虫は以下の青字です。

泌尿生殖器寄生原虫は以下の緑字です

根足虫類 赤痢アメーバ
アカントアメーバ
鞭毛虫類 ランブル鞭毛虫
トリコモナス
トリパノソーマ
リューシュマニア
胞子虫類 プラスモジウム
トキソプラズマ
クリプトポジウム
サイクロスポラ
イソスポラ
繊毛虫類 パランチジウム

 

トリパノソーマ科

トリパノソーマ科は

トリパノソーマ属とリューシュマニア属に分けられる。

トリパノソーマ属

アフリカ睡眠病

ブルーストリパノソーマによる病気

無治療で3年で死亡

ツェツエバエが媒介する。

アフリカに多い

シャーガス病(別名:アメリカトリパノソーマ症)

クルーズトリパノソーマによる病気

中南米に多い。

サシガメによる媒介や輸血により感染する

リューシュマニア属

リューシュマニア症を引き起こす

人獣共通感染症である。

サシショウバエが媒介する

地域によって症状は異なり、

ドノバン リューシュマニア(内臓リューシュマニア症・発熱・肝脾腫)

熱帯 リューシュマニア(皮膚リューシュマニア症・皮膚結節)

ブラジルリューシュマニア(粘膜皮膚リューシュマニア症・粘膜などの潰瘍や欠損)

メキシコリューシュマニア(メキシコリューシュマニア症・顔などの損傷)

 

トキソプラズマ

終宿主は猫。

つまり、寄生中の有性生殖は、猫の体内で行われる。

ほ乳類(ヒト)は中間宿主である。

(宿主については微生物の宿主とは・固有宿主・中間宿主・多宿主?人体への寄生部位?)

有性生殖と無性生殖(ヒトの体内)をおこなう。

 

母から子に垂直感染することもある。

先天性トキソプラズマ症といい、

  1. 水頭症
  2. 脈絡膜炎による視力障害
  3. 脳内石灰化
  4. 精神運動機能障害

を引き起こす。

血清学的診断で明らかにする。

関連事項:TORCH症候群

母体の症状は軽微にもかかわらず、

妊娠中の感染によって、胎児に重篤な感染症や、奇形を引き起こす

疾患の総称。

  • トキソプラズマ症
  • 水痘・帯状疱疹
  • 梅毒
  • 風疹
  • EB virus
  • 単純ヘルペスウイルス
  • サイトメガロウイルス

などがこれである。

 

以上、「医動物学各論~原虫・血液・組織寄生原虫」でした。

明日はプロスモジウム(マラリア)に特化した記事を出します。

 

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ